www.tamamishirai.com 南カリフォルニア転居後のTamamiのBlogです。


by classicsharqy
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最近凝っているもの

 トルコのベラや、カリフォルニアのターコイズインターナショナルで売っている豪華なエジプトの衣装も大好きなのですが、なかなか経済的にいつもベラやターコイズインターナショナルで買うわけにもいかず、かといって同じ衣装を毎回着るわけにもいかず、そこで思いついたのが衣装のリニューアルです。同じ衣装を違うイメージに変化させながら着回す着回し術です。

 こちらのダンサーさんは、 衣装を自分で直すだけでなく、衣装を自分で作る方もたくさんいらっしゃいます。ベリーダンスの歴史が日本より20年長いのをそんなところでも感じます。
 あるとき、お友達のダンサーさんが私が踊っているのを見て、

 ブラのひもが長すぎ それからスカートの丈が曲がっている

とおっしゃるのです。その場でスカートを見てみると、シンプルなフレアースカートのシルクの生地が曲がっていて、丈がアンバランスになっているのに気がつきました。スカートはその場で没収(笑)。その後、メールで、

 スリットを入れて下に違う色のスカートをはいたら舞台で映えるのではないかしら?

とおっしゃるのです。

 スリットですかー。下にスカートをはくなら、左右両方にスリットを入れてもいいかもしれない。

とお返事したところ、

 裾と縁取りをゴールドのスパンコールにするからねー

とお返事が。

 えっと、えっと、スパンコールはなくてもいいけれど

 スパンコールは絶対いるわよ!

 そして、あっという間に、アンバランスな丈をカットして、スリットを二つ入れて、金のスパンコールで縁取りされたスカートが別のダンサーさん経由で届いたのでした。手際がいいのもすごいけれど、このデザインに対する自信もすごいなー、と感心していたところ、ムクムクとアイデアが湧いてきたのです。そう、ミシンがない私でもできるリニューアルをしてみようと。そして布屋さんへ。そしてできたのがこのリニューアルの2着です。
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 これは最初の頃に買ったターコイズインターナショナルのライムグリーンの衣装。とっても着やすくて気に入っているのですが、グリーンの一色にあきてしまうことがあり、アニマルプリントの布を足して、ちょっとしたリフレッシュを図りました。アニマルプリントはジャージーのような伸びる素材なので、切りっぱなしでも大丈夫でした。

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 こちらはシンプルな黒の安い衣装をお友達に買って来ていただき、そこに赤でバラのアクセントとヒラヒラを入れたもの。これはまだ第一弾で、冬は羽のモコモコした飾りで飾ったり、色々な色のお花のコサージュをちりばめたりと、少なくとも5パターン(!!)を着回せる予定です。



TAMAMI
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ついでに私の彼が凝っているのが砂漠。車を2時間ほど走らせると、Borrego Springsという隠れ家のようなネイティブアメリカンの砂漠があり、ときどきそこに泊まりにいっています。コヨーテとうさぎ、りすが走り回る中、灼熱の砂漠と神秘的な山に囲まれて、雑多な人間社会から断絶されると、心がすっと洗われるような気持ちになります。山火事があったり、☆が満天にちりばめられていたり、自然への畏敬の念がわいてくると同時に、自分の小ささにあらためて気がつかされます。

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by classicsharqy | 2011-07-10 03:11 | Others
 3月にStudio 1002のメンバーがサンディエゴにダンスレッスンにいらしたときに、サブリナさんが、Helwa Ya Baladi (美しい祖国)を使ってレッスンをしてくださいました。レッスンの目的は

  ー 歌詞の内容を踊り込む
  ー ドラマを作るための体の使い方

でした。

 サブリナさんが、”故郷を離れた人が自分の祖国を愛する気持ちを歌った歌で、誰でもこういう気持ちは持っているものだと思います”、とさらっと歌詞の説明をしながら、上記の目的を動きで何度も練習、確認していきました。レッスンではほんの1分程度しかこの音源を使用しませんでした。

 その後すぐに日本で大きな地震が起こり、そして、この曲を聞いているうちに、なんだかこの曲を終わりまで踊ってみたい気持ちになり、きっといまの私の気持ちにぴったりの曲なんだと思いながら、サブリナさんに、そのことをお話したところ、それだったら2人で何か日本で震災に見舞われた方々の役に立つことにしましょうよ、ということになり、この曲を2人で振付をしDVDにしてチャリティー支援用に制作することが急遽決まったのです。それから2人でスタジオで振付し(2人で振付をするのは2人とも初めての経験でしたが、一人が行き詰まるともう一人がアイデアを出せるので、ものすごく効率よく振付完成)、そして次にはもう撮影。サブリナさんから”衣装は赤と白で踊ろうか?”とE-mailをいただき、”うーん、赤と白は日本ではおめでたいときに使う色だから、ちょっと避けた方がいいかもしれない”と回答、そして2人とも緑色の衣装を着ることになりました。実はこのとき私はひどい気管支炎で、ものすごく咳き込む毎日で、救急病院で診てもらったばかりでした。”日本に一時帰国するTamamiに日本に持っていてもらいたいから”と、サブリナさんもお忙しい中、スケジュールをあけ、そして私も日本のためになるなら、と体にむちうち撮影日を迎えたのです。

 まずは2人で衣装をつけて踊ったところを撮影。サブリナさんのお母様が撮影をしにスタジオまで来てくださいました。2度フルに踊ったところで撮影完了。その後、それぞれが踊りながら簡単に振付を説明していくことになったのですが、衣装を着て踊ることは理解していたものの、振付の解説をどうやってするのかきっちり打ち合わせないままこの日を迎えたので、レッスン着を持ってきていませんでした。ですので、その日来るとき着ていた服にサブリナさんが持っていたヒップスカーフをつけてそのまま踊ることに!私の帰国日まで時間もあまりなく、サブリナさんのお母様もお忙しい中撮影に来てくださっていることもあり、ぶっつけ本番で解説を収録。ですからあちこち言い間違え、そしてすごい鼻声。実は音楽なしでただ解説するのはものすごく難しいことに気がつきました。というのも2人とも音楽に体の動きが結びついているので、音なしで解説だけすると、なかなかスムーズに次の振付が出て来ないのです。そこで、私が解説するときはサブリナさんがカメラの横で次の振付を示して、サブリナさんが解説するときは、私がカメラ横で次の振付を示すことにしたのです。

 その後は、私が歌詞の翻訳をし、サブリナさんが全部ご自分で映像を編集、急いでDVDを大量に焼いてくれるところへデータを持っていってくださいました。そして、出発前夜に私の自宅にできたてほやほやのDVDを届けてくださったのです。

 あっという間にできてしまったDVD ー 何よりもこうして日本のことを考えて心から動いてくださる方々が身近にいらしてくださり、そしてそういう方々と一緒に素敵な振付を創ることができたことに本当に感謝しています。出来上がった映像を見てみると、サブリナさん、顔の表情でドラマをつけるのがやはりとっても上手です(私はちょっとこわい顔で踊っているように見えてしまいます)。また同じ振付でも、踊る人が違うとまた違うニュアンスが出ています。

 日本の震災支援へ2000円以上のご寄付をしてくださった方に、お礼としてこの振付DVDをプレゼントしています。内容は Helwa Ya Baladi (美しい祖国)の振付解説(英語、日本語)、衣装をつけてのパフォーマンス、そしてアラビア語、英語、日本語3カ国語の歌詞がついています。オールリージョン対応です。歌詞の内容は、祖国、初恋、帰らない恋、美しい思い出 をちりばめた深淵な内容です。さまざまな深い気持ちの機微を、ぜひ踊ってみてください。寄付金は日本赤十字、もしくは岩手県、宮城県、福島県に直接全額寄付いたします。
(→ DVDお問い合わせは info@tamamishirai.com まで)

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TAMAMI

サブリナさんはロングビーチで毎年2月に行われているベリーダンスコンペティションの優勝者です。私のダンス友達にはこのコンペの優勝者が実はとても多いです。サブリナさんは本当に用意周到な方で、何でも用意しているんです。撮影のためにメイクするときも、ヨガマットを2枚敷いてくれて”はい、ここに座って、膝を悪くしてはいけませんからね”。床の滑りが悪くてターンがうまくできないことに気がつき”ではこれ2人ではきましょう”と、肌色のシューズが2足出てきて、”あ、ブラにそんなものつめないで、ちゃんとしたパット持っているから”とパットが出てきて、”おそろいのアクセサリーがあってもいいわね”とお揃いのブレスレットが出てきて ー 実はこの日だけでなくて、毎日こんな感じの方です。彼女はどこかで踊る際には必ず、2着全く違う色の衣装と2着のショーツを用意しているんだそうです。衣装は背景の色と照らし合わせてふさわしい色を選ぶのだそうです。本当に勉強になります☆
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by classicsharqy | 2011-06-20 14:21 | Others
東日本大震災により、日本にいらっしゃる多くの方々の命が奪われ、多くの方が被災され、甚大な被害が発生しておりますことを衷心よりお見舞い申しあげます。未だに多くの避難されている方がいらっしゃり、大変厳しい生活を余儀なくされている状態にあり、また余震や停電など不自由な生活の中で不安と疲労を抱えて暮らしていらっしゃることをうかがっております。被災地の一日も早い復旧、復興と皆様の心に平和がもたらされることを心よりお祈りしております。


TAMAMI

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by classicsharqy | 2011-03-12 11:59 | Others

新年になりました

   我が家の2011年のおせちです。地元の炉端焼屋さん特製、限定おせちです☆f0169816_15244697.jpg
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 お正月はしばらく大学院もお休みなので、珍しく自分の時間が少しできました。

 衣装をきれいにランドリーバッグに仕分けして、壊れたところを修繕し、サイズが変わってしまったものはサイズを直し、昨年1年間の間に着た衣装、着なかった衣装をチェック、着なかった衣装が上になるようにダンボールにしまいました。まだ一度も袖を通していない衣装もあります。ここのところ、エジプトの衣装は厚手よりは薄手で軽い素材、1色ものよりは柄物や色々な色が混ざった衣装が流行っているように感じます。流行りはありますが、それでもしっかりした重い素材の衣装はやはり豪華です。私はレストランなど、少し照明が暗いところでは光沢のある軽い素材の衣装、そしてステージでは重くても、豪華な衣装にするように心がけています。コーチから衣装を指定されることもあります。1色ものの衣装も、柄の布でブラとスカートをつないだり、ブラの片方とスカートの一部にアクセントを加えると、斬新な新しい衣装に変身することを発見。今度、布屋さんに行ってリニューアルにチャレンジしてみようと思います。
 衣装を眺めていると、衣装からなんとなく、声をかけられるような気になります。

 剣の振付作ってこの衣装で踊ってよー!
 もうSaidiは踊らないの?

 昨年は一度もSaidiドレスを使わなかったことに気がつきました。アサーヤも、あの先が曲がったステッキ状のものでなく、竹でできた太いものを購入してから、かれこれ2年がすぎています。男性的なTahteeb の振付ができたら使おうと思っているのですが、昨年はチャンスがありませんでした。

 そして念願のお部屋の模様替えをしました。
 引っ越してすぐにけがをしたので、なんだかすべてが臨時のままで、プリンターもカーペットに直接座っていてずっと気になっていました。
 小さなキャビネットを買ってきて、プリンターをのせ、プリンターケーブルも長いものを買ってきて、やっと程よい場所に収まりました。大学院の本も増えたので、小さな本棚も作りました。

 そ・し・て・・・・♡ 部屋にまだまだスペースがあることを発見!

で、ダンス練習用の鏡を約2倍に拡充することを思いつきました。

 日本では鏡は高いので、なかなかできませんでしたが、こちらは家具やインテリア用品は実用的で素敵なものがお手頃な価格で手に入ります。とっても簡単で板状になった鏡を買ってきて、好きな場所に好きな枚数壁にとりつけるだけです。いままでは6枚使っていましたが、4枚追加して10枚鏡になりました!


   ↓ これは2008年の状態
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   ↓ 2011年 追加の鏡を買ってきたところ
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TAMAMI

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by classicsharqy | 2011-01-11 15:25 | Others
 10月11月は、ハロウィーンとサンクスギビングがあり、アメリカ人にとっては、ちょっとしたお祭り・休暇の季節となります。私のDNAの中にはこの2つの季節行事は入っていないので、ほっておくと何の準備もしないまま季節がすぎ、12月にお節料理の心配をするだけなので、これはまずいと思った彼が、今回初めてJack O’ Lanternの作り方を教えてくれました。

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オレンジ色のパンプキンを買ってきました。重いんですよ、これ。

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まずはふたをくりぬきます。

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そして種をえぐりだします。思いのほか、中は空洞です。

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顔の下絵をマジックで書いてくりぬきます。

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できました! ちょっと切り口がぎざぎざしていますが気にしないで先に進めます。

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ベランダにおきました。なかなかのハンサムさんです☆

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中にキャンドルを入れれば このとおり素敵なランタンのできあがり。




TAMAMI

翌日はなんと雨
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でも乾かせばまた使えます!

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by classicsharqy | 2010-11-05 12:57 | Others

日本での宿題

 日本滞在中にコーチから言われていたのは、日本舞踊を習ってくることでした。日本人の原点をもっとダンスに活かすように、という配慮からのアドバイスでした。

 実習生プログラムに入ってから最初に出された宿題は、You TubeやDVDを見て、きちんとダンサーの姿勢(コアマッスル)が保たれているダンサーを見つけてくることでした。ジャンルはベリーダンスだけでなく、他のダンスのジャンルからも探してこなければなりません。そもそもYou Tubeでベリーダンスしか見ていなかった私には、新しいYou Tube上の旅でした。

 そして私が選んだのは、早乙女太一くんと、ロシア人ベリーダンサーのAida Hassanの映像です。いずれもコーチを満足させる選択だったのですが、早乙女太一くんにコーチはそれはそれは大感激。

 そして・・・・

 「日本舞踊を習ってくる」 という新しい宿題が課されたのでした!!

 今回は時間がなく、日本舞踊を習うまでには至りませんでしたが、それでも少しでも日本でしか学べないことを吸収するために出かけたのは、シルクドソレイユのZedと早乙女太一くんのショウ。どちらも日本でしか見ることができない、体を使った芸術です。

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 シルクドソレイユは先日、サンディエゴにやってきたKoozaを見たばかりで、移動式テントでの舞台と、常設展との規模や舞台装置の違いも見てみたかった理由のひとつでした。生演奏の音楽、アスリート達の演技、舞台装置、全体のストーリーや、民族や音楽がバラエティにとんでいるところは、シルクドソレイユならではの楽しみです。Zedでは、綱渡りの人が真っ逆さまに落ちて、ハラハラさせられましたが、その落ち方もプロフェッショナルで、何ごともなかったように、またスルスルと上まで登っていきました。ときにはけがもあるのかもしれません。

 太一君のショウは、小さい舞台のもので、家族総出の地方巡業用の内容でした。
途中、おひねり(?)でしょうか、観客が踊り手の胸元に札束をはさみこむところがあり、

 あれ?これはアメリカのベリーダンスのレストラン・ショウと同じ!

と驚かされました。

 今回意外にも勉強になったのは、音楽です。

 シルクドソレイユのCDは色々な国の音楽がちりばめられていて、フュージョンに使えそうな音源がたくさん入っています。

 また太一君の舞台では、音源のアレンジの仕方が思いの他参考になりました。昔の歌謡曲を踊りや芝居に使っているのですが、例えば、オリジナルの歌手ではない人が歌っている、別のバージョンのものをあえて使用したり、歌詞を部分的に効果的に使ってみたり、別の音楽をメドレーにしてつなげたり、元気なジャニーズのポップスや激しいロックを使って日本舞踊を踊ったり、いろいろな創意工夫としかけがしてあるのに気がつき、ベリーダンス用の音源作成時に、またステージでの全体での音楽の構成を考えるのにも、とても参考になると思いました。



TAMAMI

余談ですが、先日、この‘おひねり’の上手なことわり方を教えていただきました。‘ありがとうございます。でもぜひそのお金をご自身のためにとっておいてください。’といってお断りするのがよいそうです。特に私のような‘純粋無垢(?!)’がステージ・キャラクターのダンサーにはいいそうです???!

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by classicsharqy | 2010-06-11 15:02 | Others

SAMEDAに記事を書きました

 サンディエゴのベリーダンス・コミュニティの中心は、SAMEDA(San Diego Area Middle Eastern Dance Association)という団体です。ベリーダンサーが集まって作った非営利団体で、Festivalを開催したり、月刊でベリーダンスに関する知識や、地域のお教室やショウ、中東コミュニティの情報などを提供しています。Webベースで提供されるこの会報誌の5月号のフィールド・レポートというコーナーで、アメリカと日本のベリーダンスの違いについて記事を書くよう依頼をうけました。
 日頃、SoloでまたTroupeで踊るたびに、その違いに戸惑ったり、驚いたり、いらいらさせられたり、あるいは感心したり・・・。この機会にあらためてその違いについて考える時間を持つことができました。

 まず、日本はエジプシャンが主流。その歴史も90年代からととても短いです。一方アメリカは、移民の歴史と一緒にベリーダンスが入ってきたため、その歴史は長く、レバノン、トルコのベリーダンスが先に東海岸から流入しています。もちろんエジプシャンも人気があるのですが、長くベリーダンスを勉強している人は、たいていレバノンやトルコのベリーダンスから始めた方が多いです。

 日本は全体的に

 ‘振付を踊る’
 ‘振付を学ぶ’
 ‘エジプト人の先生に習う’

ことにとても熱心ですが、アメリカはなんといっても一番大切なのは

 ‘ダンサーであること’

ダンサーの姿勢・表情ができ、ダンサーとしてのオリジナリティが表現でき、そして何と言っても、一目見て ‘ダンサーであること’ が強く要求されているように思います。

 日本ではスクールの先生方の多くはレストランで踊ることはある時点で卒業し、スクールのインストラクターの方や生徒さんが次々とレストランで踊り始めますが、アメリカではレストランで踊る人は ‘ダンサー’でなければならないので、結果的にシニアなベテランダンサーさんが長きに渡って踊り続ける例が多いです。ダンサーさんのレストランへの帰属意識や忠誠心は、日本よりもずっと深くて重いものがあるように思います。

 日本のベリーダンスがすばらしいと思うのは、まずは群舞。ベリーダンスを学び始めたばかりの人でもきちんと揃えて踊るのが本当に上手です。それから真摯に学び練習する姿には、個々人の根底に武道の精神が広く深く行きわたっている国民性を感じます。教え方が上手な先生方もたくさんいらっしゃり、日本で学べばかなり早くにオリエンタルのソロをある程度のレベルで踊れるようになると思います。
 一方、アメリカのすばらしいところは、ベリーダンスと同時に、他のダンスのキャリア - 例えばヒップホップや、サンバやインド舞踊など別の民族舞踊 - を同時に開花させている才能のあるダンサーさんがたくさんいることです。それから、中東で踊っていた経験があったり、踊りや文化の違いをアカデミカルに細部に渡って教授できるダンサーさんが身近に何人もいること。また一般の人でも気軽に踊りを披露することができるイベントがたくさんあるのもアメリカらしいオープンなところです。

 アメリカに来てからとても考えるようになったことは

 日本人がアメリカで中東の踊りを踊っている

という事実についてです。見に来てくださるお客様も中東の方々がとても多いアメリカで、この事実をもっときちんと見つめなければいけないように思っています。



TAMAMI

SAMEDA→
http://sdsameda.com/


ご希望の方には英文になりますが、PDFバージョンのSAMEDA掲載記事をお送りいたします。Studio 1002の写真もたくさん掲載されていますよ! info@tamamishirai.com までご連絡ください。
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by classicsharqy | 2010-05-10 02:25 | Others

泣いてしまった話

 オリンピックで銀メダルをとったアイススケートの真央ちゃんのインタビュー、涙にくれているのを拝見しました。なんだか、自分を見ているような不思議な気分になりました。

 人前では決して泣かない私が、先日、病院で手術の説明を聞いているときに、思わず涙がこぼれてしまい、先生方をちょっと‘あたふた’させてしまったのです。

 ステージに立てるようになったものの、ステージは長くても20分程度のこと。日常の生活、1日24時間を普通に送るには、リハビリとメンテナンスが必要です。けがから1年半がたち、そろそろ次のステップも検討しなければいけないと考え、ここ数カ月、手術を念頭にお医者さん選びをしてきました。お医者さんもほぼ決まり、手術の説明を受けました。手術につきまとうリスクのお話も聞きました。そして手術の効果がどのぐらい見込めるのかも聞きました。

 涙がこぼれてしまった理由は、これほど長い間(たった1年半とも言えますが)、毎日欠かさずホームエクササイズとメンテナンスに時間をかけ、リハビリに通い、できることすべてに取り組んできたのに、手術をしても、しなくても完璧に戻れる可能性は未知数だということ。

 真央ちゃんが望んだ’完璧’な状態は、4年の努力もむなしく、たったの4分間で終わってしまいました。悔しくて涙をこらえることができないあの日の真央ちゃんを見て、病院で涙をこぼしてしまった自分を見ているような気分になりました。

 完璧を求めることは、ぜいたくすぎることなのでしょうか。

 1年半は長かったです。でも、長い人生を考えれば、ほんのひとつの季節にすぎないのかもしれません。

 しばらく情報収集をしつつ様子をみることに決めました。


TAMAMI

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by classicsharqy | 2010-04-21 02:10 | Others
 実習生プログラムに入ってから最初に教えられたのは、体の動くしくみについてです。どの筋肉と、体のどの部分で体を支えて、ダンスの動きができているのか、徹底的に見つめなおさせられます。

 どんなダンスでも、どんなスポーツでも、どんな武道でも、アスリートと呼ばれる人達には、共通した優れた体の使い方があります。それは手足ではなく、そのほとんどが体の胴体の部分、しかも奥深い筋肉の使い方によって成り立っています。

 このことを説明した良い教材はないものかとずっと探していましたが、ついにやっと見つけました!いずれも日本の本です。

「ジョーダン、ウッズ、玉三郎の「胴体力」スーパーボディーを読む」

伊藤 昇(マガジンハウス)1998年

 胴体力、股関節を軸にした正しい立ち方、体の中心軸について、世界のアスリートを引用しながら説明しています。

もう1冊は、
「能に学ぶ深層筋トレーニング(DVD付)」

安田登(ベースボールマガジン社) 2006年

 日本の古典芸能、お能を使って、深層筋を活性化させ、マッスルチェーンを構築します。DVDを見ながら、お能も踊れるようになるおまけ付き。

 2冊共、基本の考え方はとても似ていて、体の胴体の奥深くにある筋肉を正しく使った動きをすることに主眼を置いています。

 ダンスのレッスン中に、‘姿勢’を注意されることがよくあると思いますが、正しい姿勢を教えているベリーダンスのお教室はとても少ないのが現状です。そして時を重ね、踊っているうちに、姿勢は簡単にぶれてしまいます。中級になったら、ダンスの質を向上させるためにも、振付を覚えることを一旦止めて、徹底的に姿勢を見直してはいかがでしょうか。

 ベリーダンスの雑誌や本、DVDとは異なった視点からのアプローチなので、最初はピンとこないかもしれませんが、この本2冊があれば、すばらしいダンサーになれること間違いなしです。

 必読!です。

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写真真ん中は、アイススケートのコーチ、ニコライモロゾフが書いた本 「キス・アンド・クライ」です。必読ではありませんが、‘日本人’アイススケーターに必要なこと - 1.自分を表現することに対する恥じらいを取り除く 2.過度の完璧主義はとりのぞき、小さなことでいいので毎日新しいことを達成し自信と信頼を持って前進し続けること  は、日本人ベリーダンサーにも共通して必要なことのように思いました。



TAMAMI

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by classicsharqy | 2010-02-15 17:32 | Others

 今年は、本当に多くの方々にお世話になってしまった1年でした。
 ほんの些細な‘車の降り方’をしたばっかりに、1年以上にも渡り、けがの治療とリハビリに専念しなければならなくなってしまいました。
 思えば、大きなけがや病気もなく、この年まで‘のほほん’とすごしてきたため、本当の意味で体を気遣うことを知らず、自分自身の体に対してちょっと乱暴な生き方を続けていたことに気がつかされ、反省しました。

 この長い道のりの中で、たくさんの出会いがあり、それぞれの出会いに本当に助けられました。私のような一人のちっぽけな存在に、こんなに多くの方々の英知と技術、努力と愛情が注ぎ込まれ続けたのは、私の人生の中でも初めての経験だと思います。直接的、間接的に関ってくださった多くの方々への感謝の念はつきません。そして何と言っても、どんな難しい状況が起こっても、病院内の政治にも負けずに、先頭にたってサポートし続けてくださったDr. Landには本当にいつもいつも頭が下がります。そう、彼がいなければ、もしかするとここまでがんばることはできなかったかもしれません。(密かに彼のことを‘私の中のシュバイツァー’と呼んでいます(笑)!)

 昨日、地元のある有名なベリーダンススクールから、Apprentice Program(実習生プログラム)への参加のお話をいただきました。これは限られた席しかない特別なプログラムで、誰もが希望して入れるクラスではありません。1カ月づつアセスメントがあり、きちんと結果を出し続けることが要求される代わりに、多くの時間、ダンスの指導を特別に受けることができるプログラムです。出席すればお免状がいただける’Certification’プログラムとは異なり、学校側が選んだ特別に指導をしたい人だけにお話がいくプログラムだそうです。(昨日、お話をいただいてからよく調査したところ、そんな内容でした。)
 不安がないわけではありませんが、でもやれるところまでやってみたいと思っています。

 まずはこれから3か月は、通常のコアマッスルの他に、根本的な筋力アップをしたいと考えています。

 みなさんはどんな1年をすごされましたか?
来年も良いことがたくさんある1年になりますように!


TAMAMI

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by classicsharqy | 2009-12-31 13:46 | Others