www.tamamishirai.com 南カリフォルニア転居後のTamamiのBlogです。


by classicsharqy
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振付の中の個性

 昨年の秋から、エジプト人の大御所先生に指導していただいています。物理的に離れているので年に2回指導を受けていますが、それでも壁につきあたったとき、勉強方法に迷ったときなど、いつもいろいろな深い英知を授けてくださいます。

 大御所先生に指導していただくようになってから、振付師の振付の個性というものに気づくようになりました。つまり、その振付師の方が、どのように音楽を聞いているのかということに意識がいくようになったのです。
 振付師でも、演奏家でもある人と、純粋なダンサーの人とでも、かなり音の認識が違うように思います。私の先生は、演奏家でもありますので、私が自分で作った振付を初めてみていただいたところ、

 ”音楽をちゃんと聞いていない!”

とまず第一に言われました。

 演奏家の方は、振付の構成やバリエーションの前に、音やリズムをとても重視していることに気がつきました。あらためて先生の振付を音楽と照らし合わせてみると、先生がどのように音楽を聞いているのかが少しづつですがみえてくる気がしました。
 その後、他の著名な先生方の振付の中でも、音をベースにしないで、構成やバリエーションから振付を作っている方もいらっしゃることにも気がつきました。 エジプト人ではないダンサーさんで、どうもその人が作る振付の音の取り方とタイミングが、しっくりこない方がいます。恐らくワークショップに出ると、四苦八苦になるのだと思いますが、良い、悪いではなく、それが その人の ”musicality”であり、ダンサーとしての ”個性”なんだと思いました。

 どんな先生が良い先生か? という私の質問に対して、大御所先生が第一に挙げたのは

 ー 生徒の動きをあまり押さえこまないで 各ダンサーが持つユニークな個性の可能性に早くから気がつき それを育むことができるのが良い先生 ー

でした。

 その先生が私のために初めて創ってくださった振付は、一言で言うと

 ”速度が早めのオリエンタル”

でした。 ”速度が早めのオリエンタル”がきっと私の個性に合うと先生はお考えになったのだと思いますが、自分で好き嫌いはわかっても、なかなかダンサーとしての自分の個性を理解するのは難しいものです。



TAMAMI

ビデオやYou Tubeで、色々なダンスを見て、お気に入りのダンサーを探して、なぜそのダンサーが好きなのか、あるいは人気の高いダンサーがなぜ人気があるのかを考えるのは、ダンサーの ”musicality”や ”個性”を考えるのにとても参考になっています。
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by classicsharqy | 2011-08-12 11:52 | Others