www.tamamishirai.com 南カリフォルニア転居後のTamamiのBlogです。


by classicsharqy
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

きれいなものしか見たくない

 自分のレッスンのためにドイツに行っていました。ひとりBoot Campです。大御所先生のダンスステップだけを1週間見つめて過ごし、サンディエゴに戻りすぐにショウがあり、踊る機会がありましたが、自分の変化に気がつき我ながら驚きました。

 米国人は楽しい明るい曲が好き、とも言われていることもあり、いままで米国では悲しい感情的な曲や重いOum Kalthoumは踊らないようにしていたのですが、自分が踊りたいものを踊る勇気がわき上がってきたのです。ドイツの先生が私に用意してくださったのも、重いOum Kalthoum。中東の人なら誰でもこの曲がかかっただけで ”うわぁー!!” という気持ちになるんだよ、と教えてくださいました。

 今回はドイツでのレッスンの余韻が覚めやらぬこともあり、もう誰も理解できなくてもいいから踊ろう!と決意、新しく習ったばかりのOum Kalthoumの曲に最後に明るめのポップスをつけて踊ってしまいました。アメリカの方々は一応に親切なので相手のことを悪くいうことは絶対にありません。ですので、彼らがほめてくださったときには、話半分(いや10分の1?)に聞く必要があるのですが、ワークショップで以前ご一緒したダンサーさんが、終わった後、席までやってきて、

 ”Tamami すごくよかった。感動した!”

とわざわざ言いにきてくださいました。それから踊っているときに気がついたのですが、レストランのレバノン人のオーナーさんが、忙しい足をふと止めて、私の踊りに見入っていたこと。(見入っていたからといって必ずしも良いと思っているとも限らないのですが)

 多くの人がわからなくてもいい、でも一人、二人の方々に何かを感じていただけるたけで、それだけでもとっても意味があると思えた瞬間でした。

 そして、もう一つ新しい発見が。

 いままで平気で見ていた身の回りのダンサーさんの踊り、そして欧米風な一律のリズムのアップテンポなベリーダンスの音楽がすべて醜く感じられ、美しくないものは見たくない!美しくないものは聞きたくない!!!という強い「拒否」の感情がわいてきたのです!!自分の出番が終わり、耐えられなくなった私は、 食事を終えると、続いているショウを後に、なるたけ醜いものを避けるためにさっさと帰宅してしまったのです。静かに退散したつもりですが、失礼でしたら本当にごめんなさい。でも本当に目の中に入れてはいけないような感情にかられてしまったのです。

 そして ........ 久しぶりに重い気管支炎でダウン。そういわれてみれば、地震以来、日本のNHKのライブニュースを見続け日本時間で生活していて、睡眠不足で、また根を詰めてレッスンをすると集中してしまって眠れなくなるたちで、ドイツでもほとんど一睡もしないで毎日踊ってしまっていたのでした。

 さすがに、すべてをストップして数日ベッドの中で休養しています。

 世の中は必ずしもきれいなものばかりに満たされている訳ではなく、これから行くところ、見るもの、聞くもの........と、とっても選んでいってしまいそうな気がしています。生意気ですみません、でももう一流のものしか本当に見たくないんです。


TAMAMI

f0169816_1230366.jpg Fadi El Saadi of Lebanon(メキシコ在住のレバノン人ミュージシャン)の訪米記念のショウで踊らせていただきました

今回ショウがあったレストラン Habibi's Med. Cuisine カーペット敷のなんとも広い とってもダンサー好みのレストランでした
[PR]
by classicsharqy | 2011-04-04 12:11 | Show