www.tamamishirai.com 南カリフォルニア転居後のTamamiのBlogです。


by classicsharqy
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SAMEDAに記事を書きました

 サンディエゴのベリーダンス・コミュニティの中心は、SAMEDA(San Diego Area Middle Eastern Dance Association)という団体です。ベリーダンサーが集まって作った非営利団体で、Festivalを開催したり、月刊でベリーダンスに関する知識や、地域のお教室やショウ、中東コミュニティの情報などを提供しています。Webベースで提供されるこの会報誌の5月号のフィールド・レポートというコーナーで、アメリカと日本のベリーダンスの違いについて記事を書くよう依頼をうけました。
 日頃、SoloでまたTroupeで踊るたびに、その違いに戸惑ったり、驚いたり、いらいらさせられたり、あるいは感心したり・・・。この機会にあらためてその違いについて考える時間を持つことができました。

 まず、日本はエジプシャンが主流。その歴史も90年代からととても短いです。一方アメリカは、移民の歴史と一緒にベリーダンスが入ってきたため、その歴史は長く、レバノン、トルコのベリーダンスが先に東海岸から流入しています。もちろんエジプシャンも人気があるのですが、長くベリーダンスを勉強している人は、たいていレバノンやトルコのベリーダンスから始めた方が多いです。

 日本は全体的に

 ‘振付を踊る’
 ‘振付を学ぶ’
 ‘エジプト人の先生に習う’

ことにとても熱心ですが、アメリカはなんといっても一番大切なのは

 ‘ダンサーであること’

ダンサーの姿勢・表情ができ、ダンサーとしてのオリジナリティが表現でき、そして何と言っても、一目見て ‘ダンサーであること’ が強く要求されているように思います。

 日本ではスクールの先生方の多くはレストランで踊ることはある時点で卒業し、スクールのインストラクターの方や生徒さんが次々とレストランで踊り始めますが、アメリカではレストランで踊る人は ‘ダンサー’でなければならないので、結果的にシニアなベテランダンサーさんが長きに渡って踊り続ける例が多いです。ダンサーさんのレストランへの帰属意識や忠誠心は、日本よりもずっと深くて重いものがあるように思います。

 日本のベリーダンスがすばらしいと思うのは、まずは群舞。ベリーダンスを学び始めたばかりの人でもきちんと揃えて踊るのが本当に上手です。それから真摯に学び練習する姿には、個々人の根底に武道の精神が広く深く行きわたっている国民性を感じます。教え方が上手な先生方もたくさんいらっしゃり、日本で学べばかなり早くにオリエンタルのソロをある程度のレベルで踊れるようになると思います。
 一方、アメリカのすばらしいところは、ベリーダンスと同時に、他のダンスのキャリア - 例えばヒップホップや、サンバやインド舞踊など別の民族舞踊 - を同時に開花させている才能のあるダンサーさんがたくさんいることです。それから、中東で踊っていた経験があったり、踊りや文化の違いをアカデミカルに細部に渡って教授できるダンサーさんが身近に何人もいること。また一般の人でも気軽に踊りを披露することができるイベントがたくさんあるのもアメリカらしいオープンなところです。

 アメリカに来てからとても考えるようになったことは

 日本人がアメリカで中東の踊りを踊っている

という事実についてです。見に来てくださるお客様も中東の方々がとても多いアメリカで、この事実をもっときちんと見つめなければいけないように思っています。



TAMAMI

SAMEDA→
http://sdsameda.com/


ご希望の方には英文になりますが、PDFバージョンのSAMEDA掲載記事をお送りいたします。Studio 1002の写真もたくさん掲載されていますよ! info@tamamishirai.com までご連絡ください。
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by classicsharqy | 2010-05-10 02:25 | Others