Sahra SaeedaのオリエンタルCertification Programに行ってきました
2010年 01月 27日
Sahraのオリエンタルに焦点をあてた10時間のコースをLAで受講してきました。
もともとLAからデビューした私には、参加者はなつかしい顔ぶればかり。いずこも同じ、エジプシャン・ファンは、どこに行っても出会ってしまいます。
米国にいる一番の収穫は、なんといっても中東で踊った経験のある外国人ダンサーで、きちんとアラブ文化に精通し、アカデミカルにその内容を指導できる大御所ダンサーさんがいらっしゃることではないかと思っています。
いまではどこの国でも簡単にエジプト人のダンサーから振付を習うことはできますが、その背景にある細かいダンステクニックや文化の違いについて、また踊りの歴史的変遷、フォークロアについて実際にアカデミックに研究し、教えることができる人として、Sahra Saeeda、Tammra Henna(お二人とも在カリフォルニア)、そしてカナダのトロントのYasmina Ramzyがすぐに頭に浮かびます。
これは‘外国人’だからこそ、言葉にしてその違いを教えることができるのであって、エジプト人には当たり前のことなので、エジプト人からは決して習うことができない価値ある内容です。
‘外国人’ が別の民族舞踊を学んでいる、ということを前提に、あらためてベリーダンスを見つめる視点は、とても大切なことだと日々思います。特に米国に身を置いていると、
‘日本人が、中東の踊りを、アメリカで踊っている。’
ということを常に頭に入れて、文化の相違やものの見方を体にしみこませていく作業が必要になります。日本にいるときはあまり気にしないで済んでいたテーマかもしれません。簡単ではない、とても深遠な毎日の地道な考察、作業の積み重ねが必要です。
夜はShowがあり、生の‘Sahra Saeeda’のSignature Pieceを2m以内の至近距離で観覧しました。
2年前に、初めてSahraから直接、振付を習い、そして人前でもこの振付を踊り、他の方にも教えた大変思い出深いPieceですが、いままで他の方が踊ったのを見たりしたことはありましたが、Sahraの踊りは実はDVDやビデオでしかみたことがなく、実際の ‘生 Sahra Saeeda’ は本当に初めてのことで、とーっても感激してしまいました。
Sahraの魅力は、なんといっても ‘顔’ なんです。
Sahraが踊っていると、ついついそのお顔に目が釘付けになってしまう。
なぜだろう・・・?
その後、私のコーチと話したところ、やっと理解できました。
Sahraはお客さんへの顔の向け方が、天才的に美しいのだと。それは会場の端から端まで、スーッと見つめながら顔が踊りと一緒に流れていくのです。
私のコーチ曰く、それはアメリカ人のものではなく、‘中東’ 独特のものだと。そして、その愛らしい顔のたむけ方は、Sahraの人柄がそのまま出ているのです。
外国人が、中東の文化を理解し、そして自分自身であり続けて踊るということは、本当に細かい細部まで、プロにならなければいけないのだと、あらためて痛感させられました。
TAMAMI
今回は、小松芳先生のお弟子さんと一緒にWorkshopに参加したので、Sahraも大喜びで、エジプト時代のおもしろいエピソードもたっぷり聴けました。
11年前に、Sahraが東京で踊ったのもこのSahra Saeeda のSignatuer Pieceです。日本娘二人を前に、Sahraもきっとこの思い出深い1曲を踊りたくなったのではないかと想像しています。
もともとLAからデビューした私には、参加者はなつかしい顔ぶればかり。いずこも同じ、エジプシャン・ファンは、どこに行っても出会ってしまいます。
米国にいる一番の収穫は、なんといっても中東で踊った経験のある外国人ダンサーで、きちんとアラブ文化に精通し、アカデミカルにその内容を指導できる大御所ダンサーさんがいらっしゃることではないかと思っています。
いまではどこの国でも簡単にエジプト人のダンサーから振付を習うことはできますが、その背景にある細かいダンステクニックや文化の違いについて、また踊りの歴史的変遷、フォークロアについて実際にアカデミックに研究し、教えることができる人として、Sahra Saeeda、Tammra Henna(お二人とも在カリフォルニア)、そしてカナダのトロントのYasmina Ramzyがすぐに頭に浮かびます。
これは‘外国人’だからこそ、言葉にしてその違いを教えることができるのであって、エジプト人には当たり前のことなので、エジプト人からは決して習うことができない価値ある内容です。
‘外国人’ が別の民族舞踊を学んでいる、ということを前提に、あらためてベリーダンスを見つめる視点は、とても大切なことだと日々思います。特に米国に身を置いていると、
‘日本人が、中東の踊りを、アメリカで踊っている。’
ということを常に頭に入れて、文化の相違やものの見方を体にしみこませていく作業が必要になります。日本にいるときはあまり気にしないで済んでいたテーマかもしれません。簡単ではない、とても深遠な毎日の地道な考察、作業の積み重ねが必要です。
夜はShowがあり、生の‘Sahra Saeeda’のSignature Pieceを2m以内の至近距離で観覧しました。
2年前に、初めてSahraから直接、振付を習い、そして人前でもこの振付を踊り、他の方にも教えた大変思い出深いPieceですが、いままで他の方が踊ったのを見たりしたことはありましたが、Sahraの踊りは実はDVDやビデオでしかみたことがなく、実際の ‘生 Sahra Saeeda’ は本当に初めてのことで、とーっても感激してしまいました。
Sahraの魅力は、なんといっても ‘顔’ なんです。
Sahraが踊っていると、ついついそのお顔に目が釘付けになってしまう。
なぜだろう・・・?
その後、私のコーチと話したところ、やっと理解できました。
Sahraはお客さんへの顔の向け方が、天才的に美しいのだと。それは会場の端から端まで、スーッと見つめながら顔が踊りと一緒に流れていくのです。
私のコーチ曰く、それはアメリカ人のものではなく、‘中東’ 独特のものだと。そして、その愛らしい顔のたむけ方は、Sahraの人柄がそのまま出ているのです。
外国人が、中東の文化を理解し、そして自分自身であり続けて踊るということは、本当に細かい細部まで、プロにならなければいけないのだと、あらためて痛感させられました。
TAMAMI
今回は、小松芳先生のお弟子さんと一緒にWorkshopに参加したので、Sahraも大喜びで、エジプト時代のおもしろいエピソードもたっぷり聴けました。
11年前に、Sahraが東京で踊ったのもこのSahra Saeeda のSignatuer Pieceです。日本娘二人を前に、Sahraもきっとこの思い出深い1曲を踊りたくなったのではないかと想像しています。
by classicsharqy
| 2010-01-27 16:38
| Workshop