リハビリのメニュー
2009年 03月 10日
リハビリもいろいろメニューが増えてきました。
やっとやっと、運動している気分を少――しだけ味わっています。
これはいま一番大切な‘そり腰’のポーズ。
けがをした最初からPhysical Therapyで与えられた課題ですが、長いこと症状がひどくてこのポーズはできませんでした。このポーズは、背骨の骨と骨の間を飛び出したヘルニアをもとにひっこませる手助けをするそうです。(ヘルニアがオレオのクリーム、クッキーが脊骨にあたります。一言でいうと‘クリームはみ出しクッキー’状態だったということでしょうか。)まだ足がしびれますが、何度もこれを繰り返していると、しびれが弱まります。しびれは、飛び出したヘルニアにぶつかってけがをした神経が起こしているものだそうです。
そしてこれは、ヘルニアによってけがをした神経が、バランスをとりもどすための訓練です。
長期に渡ってヘルニアがぶつかっていたため、神経がバランスをとりにくくなってしまっています。歩くと右足がまだ弱く、左右同じ歩幅、歩き方で歩く練習を1週間ぐらい続けました。このポーズは右膝を軸にして立ち、左足をあげ、片足でバランスをとります。軸足の右足は曲げています。運動神経にバランスを取り戻させつつ、筋肉も補強できます。足元は少しふわふわしたクッションのようなものに乗るとさらに上級になります。そして目をつぶるとさらに上級。上体をそらし気味にして行ったりもします。
1週間のトレーニングで、バランスも足の筋肉の強さも徐々に戻りつつあります。まだしびれはありますが、バランスの戻りはなかなか早くてPhysical Therapistさんもびっくり。(いま頭に剣を乗っけても、きっとバランスが悪いのだろうなぁ・・・などと思いつつトレーニング(笑))
アメリカでけがをして、とてもありがたく感じていることのひとつが、Physical Therapyの存在です。けがをしてすぐから週に2回、約2カ月間、状態のチェックと進捗のチェック、やってはいけない動き、やっていい運動を教えてくれ、宿題のエクササイズが出されます。手術などの大きな治療後もPhysical Therapyがアサインされます。私も最近になって2度目のPhysical Therapyがアサインされました。小さな小さな進捗を見つけ、エクササイズの内容を細かく毎週変更していきます。私自身も痛みの度合い、場所、何をするとしびれが起こるか、事細かに自分自身の体を観察し続けなければなりません。
思った以上にミクロな世界です。
TAMAMI
フィジカル・セラピーのお仕事の映像をYou Tubeで発見しました。かっこいいです!
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http://www.youtube.com/watch?v=C8DaTRcCG-k
by classicsharqy
| 2009-03-10 04:15
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